我が家で今入っている「契約者貸付」ができる「生命保険」は
「かんぽ生命の学資保険」のみなので、かんぽ生命の学資保険の場合の「契約者貸付」を調べてみました。
「契約者貸付」というのは、積み立て型の生命保険を担保に、
生命保険会社からお金を借りることができる。という制度です。
「契約者貸付」の返済方法、積み立てた生命保険への影響をかんぽ生命に聞いて教えていただきました。
契約者貸付の返済方法は「1年間のうち、いつでも、いくらでも返してOK」
かんぽ生命の場合です。生命保険会社によっては、返済方法が異なるかもしれませんが、
かんぽ生命の場合の返済方法は以下の通りだそうです。
貸付は一年間。貸付期間の1年間に分割でも一括でも返済は可能
1、借りた分のお金ができたときに一括返済
2、分割で返してもよい
1年間のうちに、借りた分を決められた利息を含め返済すればよい。
例えば20万円借りたとして、1年間のうちに、ボーナスで5万円が2回。
月1万円を10回。などという返し方でよい。ということになります。
もちろん利息はつきます。「貸付」ですので(*´▽`*)
貸付期間の1年間の間に返済できなかった場合。2年目は利息が上がる
20万円借りました。1年間で10万円しか返すことができませんでした。
2年目に入ります。10万円残っています。引き続き返済しなくてはいけません。
2年目に入ってしまうと「利息額が上がる」そうです。
詳しい利息額は聞きませんでしたが、返済ができず2年目に入ってしまうと、
「カードローンとあまり変わらない」という事態も出てくる可能性もあります。
しかし、2年目の間に返すことができれば、生命保険の満期金には影響しません!!
ここが契約者貸付の最大級のポイントですな!
2年間のうちに返し切れなかった場合、保険満期金が思い切り下がる!
おそらく3年目で「返済」は強制的に終了となり、
「残った返済金+かなりの利息分」が満期金から引かれるとのことです。
この「かなりの利息分」というところがおそらく「思っている以上にかなり」だと思われ、
これだったら、生命保険途中解約しても同じだったかも??くらいに満期金が下がる。
と思っていたほうがいいかもしれません。
契約者貸付が向いているのは「1年以内に確実に返せる見込みがある」場合
4月に急に入院になってしまった。10万円必要。
「今の貯金」では足りない。
しかし、6月にボーナスが50万円支給されるので、ボーナスで一回で返し切れる!
と、確実な「収入の当て」がある場合ですね。
(ボーナスが確実に支給される場合ですが)
1年以内に返せる見込みがない場合は生命保険の契約者貸付は向いていない。
「借金を返すために、生命保険の契約者貸付を使う」というのは、
新たなローンを組んでいることとあまり変わらない。ということになってしまうようですね。
貸付可能な生命保険=貯金ですので、元本思い切り割れで非常にもったいないのですが、
その生命保険を解約してしまい、ある程度のまとまったお金を手元に用意できるのであれば、
今あるローンを返してしまったほうがいい場合もあるかもしれませんので、相談してみるのもいいのかもしれませんね。
なな個人としてはこのやり方が一番いいのではないかな?とは思います。