パートやアルバイトで税金を払っていて、なおかつ職場で年末調整というものをしていない場合、
特に家庭持ちの主収入を稼いでいる人は、時間を割いても確定申告に行くと、相当税金額が違ってくると思います。
アルバイトで家族を支えている人は必見です!
アルバイトって配偶者控除とかどうするの?と私が思った
会社員ですと「年末調整」と言って、11月終わり頃かな?
扶養家族や、生命保険、個人年金等々を書く紙をもらい、毎年書いて会社に提出します。
年末調整って何のために毎年書くんだろ?と言いますと、ただの面倒な書類じゃなくて、税金を納めすぎないための「超重要書類」なんです。
(ということに気づいたのは去年、自分が確定申告をしたから^^;)
2枚綴りくらいになっていて、一枚目が扶養家族を書く欄。二枚目が生命保険を年間いくら掛けたか、扶養配偶者がいくら年間で収入を得たかなどを書く紙になります。
毎年書いてる方は、すぐ「ああ!あの紙でしょ?」と気づくかと思います。
しかし、アルバイトで税金を納めていて、
「は?何の紙?年末に書く紙?会社に提出?見たことないけど?」
という方で、家族を扶養してる場合、大きく税金額等が違ってきますので、お休みをとってでも来年からは確定申告に行きましょう!!
アルバイトでも年末調整している方は、下記の控除がきちんと効いてますので大丈夫です^^
確定申告で税金が戻るどころか、高額療養費も変わってくるはず!
先日書いたご家族の場合で、確定申告をするのとしないのではどのくらい違ってくるのかを見てみましょう!
家族例 子ども1人の3人家族、夫婦アルバイト(パート)
旦那様 月13万円 年収156万円
奥様 月7万円 年収84万円
子ども 5歳
確定申告しない場合の年間税金額
確定申告しない=「16歳未満の扶養している子どもの人数」は税金上でカウントされないと思います。
そして払う税金額
なんだ。けっこう手取りあるじゃん。と思うかもですが、忘れないで!
実際はこの手取りから「国保、月11500円(概算)」も払うことになり、実質手取りは122,709ー11,500=111,209円(概算)となります。
確定申告をすると税金はほぼなくなり、高額療養費は「区分オ」となる
まずは試算からいきます。
確定申告をすると、
最初にシュミレーションした「16歳未満の扶養している子どもの人数」がきちんとカウントされるため、
例で出したご家族の場合「住民税が非課税」となります。
確定申告をする場合、
- 国保の前年度年間支払証明(が年末に郵便で届くはず)
- 奥様の収入を示すものがあれば一緒に(なければ口頭でも大丈夫かな?)
- 生命保険(医療保険)に入っていれば、その控除用紙
は、忘れずに持参しましょう!
その他にも必要なものがあると思います。確定申告に出向く前に、税務署等にしっかりご確認ください。
上記の持ち物でもって「国保の支払い分の控除」「配偶者控除」「生命保険控除」が効きますので、税金はどうなるでしょうか?
国保控除(社会保険料控除)と配偶者控除のみ入力して、シュミレーションします。
はい。月の税金50円になりました(*´∀`*)
手取りはおよそ月7240円増えました!
ね~!お休みとっても確定申告する価値ありますでしょ?
しかも高額療養費の区分が変わり、医療費が相当助かる
住民税が非課税にならない以上は、収入に関係なく区分エとなり、
月の医療費の最高額は家族全員分で月57600円払わないといけません。
しかし「住民税が非課税」になることで、高額療養費の区分が変わり、
月の医療費の最高額は「35400円」となります。
参照:高額療養費の区分図(お金持ち用記事なので、図だけご参照ください)
万が一長期入院等になった場合、区分エとオではかなりの差が出てきます。
ということで、アルバイトの場合、年末調整をしない場合があるらしいですので、もし該当されてましたら、確定申告へ行きましょう!!
確定申告の時期は、2月~3月なのですが、近くなると広報等で詳しく書いてあります^^