貯蓄型生命保険というのは、いろんな種類があるようなのですが、一般的には「低解約返戻金型終身保険」というタイプで、簡単に言うと、万が一の死亡保障も兼ねながら、貯蓄としての役割を果たすという商品です。
ですので、万が一の際、いくら下りるのか、そして満期時には契約時の利率だといくら返ってくるのかということをしっかり把握しておきましょう^^
意外と「保険内容」自体を勘違いしてる例もありますので、まずはそのあたりをしっかり押さえて、計画的なマネー計画を立てて行きましょう^^
貯蓄型生命保険(低解約返戻金型終身保険)の詳しい商品内容とは?
これ、実は私、つい先日コメントでご質問をいただいたときに勉強しました。
なんとなくは知っていたのですが、詳しい内容は知らなかったので。。
ななもまた一つ勉強になりました。ありがとうございますm(_ _)m
貯蓄型生命保険にはいくつかの種類があると書きましたが、ほとんどの場合、低解約返戻金型終身保険という形かと思います。
この「低解約返戻金型終身保険」というのは、例えば、30歳契約、60歳満期の場合、
60歳までに死亡してしまったときは「死亡保険」として、
60歳まで生きていれば、掛金より多い額が戻ってくるという商品です。
低解約返戻金型終身保険というのは基本「老後の貯金」として備える形の保険のようですね。
わかりやすい図解がありますので引用させていただきますね。
引用:保険の教科書より
上記の例ですと、もしも60歳までに亡くなってしまった場合、1000万円受け取れます。
60歳のときに生きていれば、解約返戻金として、775万円受け取れます。
返戻率120%ですので、掛けた分より多くもらえますので、掛け捨て型の死亡保険よりはお得なことは確かですね^^
ちなみに70歳まで解約せず置いておくと820万円になります^^
低解約返戻金型終身保険のデメリットは必要なときに下ろせないこと
解約自体はいつでも可能なのですが、途中解約すると元本割れ(払った金額より少なく)してしまいます。
それもまたせっかく「貯蓄」と思って掛けてきたのに、もったいない気もしますよね。。
この商品が向いてる人は、個人事業主などで年金は少ないだろう、しかし、事業をしてる間は十分に払うお金があると算段できる人などに向いてるのかな?と思います。
保険料は控除の対象になりますので、税金対策にもなります。
ただ、なな家のようなサラリーマンの場合、上記で見ていただいてわかるように、30歳で加入して「月17500円」という、決して安くない金額が固定費として支出されてしまいます。
サラリーマンの場合、厚生年金に入っているはずなので「老後の貯金」は、若いうちから、自営業の方のように自分で計画的に老後の貯金をしなくても、基本は大丈夫なはずです。
(若い時は我慢して、老後に賭けるとか、そういう人生を思い描いてない限りね)
ですので、お得な商品と言えばお得な商品なのですが、基本は自営業の方や、貯金は月に20万円くらいできるという、共働き夫婦などに向いている商品なのかな。と個人的には感じます。
低解約返戻金型終身保険と勘違いして、実は解約金がおりないタイプの保険ではないか?
ここは十分に調べてください。というか、もし担当者がいるのであれば、一度、上記の表のような「計画書」を作ってもらってみてください。
低解約返戻金型終身保険のタイプと思ってずっと貯金と思って払ってきて、私の進学時に、100万円下りると思い込んでたのに、蓋を開けたら全く違うタイプの商品だったという、
「実は解約金とは数万円の商品だった」ということもありえなくありません。
ななの両親の「実話」ですので、ここはしっかり確認しておいてください!
「耳で聞いてわかった」と思うのではなく、しっかり「計画書」を作ってもらって、間違いなく満期には掛けた分以上戻るのか、今一度ご確認くださいませm(_ _)m
住宅ローンでもそうなのですが、営業マンの説明だけ何となく聞いて、3年経ったら金利が上がることも全然知らないで買ってしまう人も少なくありません。
保険も同じように複雑ですので、新規に契約する場合は、理解できない商品は基本契約しないというのが得策ですよ!