医療保険には入らなくても、がん保険には入っておく。これが今の常識。なんだそうです。
入院のときは、公的保険の高額医療費で賄えるけれども、がん治療は今は通院が主になり、お金がめちゃくちゃかかる。だからがん保険だと。

がん保険、これが高いんですよ。。最安?と思われるところでも40歳なら月1600円くらい。しかも5年定期で年齢と共にどんどん保険料が上がって行くタイプだったりします。

月1600円だったとしても、30年で約60万円近い支払い。。しかも「がんのみ」
どうしてガンにだけ、医療費制度がこんな冷たいのかとても疑問なのですよね。。

 

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ガンは脳卒中等と違って障害者になりにくいから?

えええ???そんなことないですよね??

ガンになったことないのでわからないですが、障害年金界では完全のけ者扱いのパニック障害ですら、

日常にかなりの制限を受け、障害者手帳も取れて、病院代は指定精神科のみですが1割負担なんですよ??

ガン患者さんは、確実にパニック障害がある程度落ち着いた患者さんより大変な日々だと思うのですが、それに対して一切補助はないの??

 

身体障害者手帳1、2級の場合、重度心身障害者医療費助成というものが効く

それぞれの市町村で、補助される対象に違いがあるようなのですが、身体障害者手帳1、2級に該当する場合は、ほぼ全自治体で重度心身障害者医療費助成が効くと思われます。

医療費は完全無料という市町村もあれば、

 

札幌市の場合ですと

就学前(注)の方、または生計を主として維持する方が住民税非課税で受給者が就学後の方】

初診時に一部負担金として、医科580円、歯科510円、柔道整復270円がかかりますので、医療機関等の窓口でお支払いください。

注)6歳に達する日以後の最初の3月31日まで
(例)平成18年11月11日生まれの場合、平成25年3月31日まで

生計を主として維持する方が住民税課税で受給者が就学後の方

原則として医療費の1割が自己負担となります。ただし、次の限度額があります。

  1. 1医療機関(調剤薬局の場合は処方箋を発行した医療機関)ごとに支払う一部負担金限度額
    入院外・・・・3,000円/月(院内処方の場合は6,000円)
    入院・・・・44,400円/月
  2. 1か月の一部負担金限度額
    入院外・・・12,000円/月
    世帯・・・・・44,400円/月
    (重度心身障がい者及びひとり親家庭等医療費助成制度内での合算となります。)

 

例えばなな家ならば、夫が身体障害者手帳1、2級になった場合は「就労収入」は当然なくなります。

障害年金をいただくことになるでしょうが、障害年金は非課税です。

ですので、該当する医療費負担は最初の記述に当たる
「初診時に一部負担金として、医科580円、歯科510円、柔道整復270円」で終わりです。

おそらく、乳幼児医療助成のような形ですね。初診だけ580円出せば、薬や再診もすべて無料ですよね?
う~ん、懐かしいな。。

 

「家族」が身体障害者1、2級になった場合は下の記述が適用されます。

一医療機関 入院外・・・・3,000円/月(院内処方の場合は6,000円)
になってますが??

入院外=通院ですよね?

 

ガンは通院費が半端なく高い!!と力を込めて宣伝していますが、ガン患者さんが手術をした場合、身体障害者となると思うのですが違うのでしょうか?

ごく初期で手術した場合を除いては、声が出なくなったり、栄養摂取に補助が必要になったり、人工膀胱等になったりした場合「重度身体障害者」となるはずですよね?

その場合、同じ医療機関ならば、通院ならば月6000円で済むという意味なのですが??

 

年単位で長くがん治療する=重度心身障害者医療費助成の対象になる

のとは違うのでしょうか?

 

ガンに限っては医療費助成がないらしい

もちろん上記のように、ガンの手術等で、重度の身体障害状態になった場合は重度心身障害者医療費助成の対象になります。

しかし、超びっくり仰天なことに、一番当てはまりそうな「特定疾病療養受給者証」というのは、他の大きな病気はほぼ該当なのですが、ガンだけは助成対象外です。

どうやら患者さんの人数が多いからというのが厚労省の「本音」のようです。

 

ガンの治療費は何百万円とかかりますよ!という保険会社

がん治療費用

とりあえず60代男性は「先進医療」と言って、保険外治療を受けているので外しましょう。

 

30代女性の内容に注目!!

「慢性骨髄性白血病を5年間治療しました」

通院治療費を計算したら、月額およそ44000円。高額療養費の限度額まで行ってます。

 

え???5年間も一切助成なしってこと??5年も治療してるのに?

日常的に抗がん剤を使ってる方が「健常者と全く同じ」ように活動できると思いますか?

精神科の薬でさえ、健常のときにできたことが、怖くてできなくなってることいっぱいあるんですよ!!だるさや眠気、吐き気もありますしね。

 

しかし、就労だって普通にはできないでしょうし、日常生活で様々な制約があるはずです。私ですらそうなのだから。

それなのに、ガンだけは「所定の状態」にならない限りは医療費助成はないとのこと。であれば、他の制度を活用していく方法を考えようじゃないですか!

毎月高額に支払っている国保や年金は、思っている以上に本当は頼りになるはずなんです。

 

しかし!いろんな制度があることを、向こうからは誰も教えてくれません。
障害者手帳も、障害年金も、医療費助成も、全部自分で調べて申請してね」の世界なんです。

 

国保や年金を払っている身として、私ももっと知識をつけたいと思っています!

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