「一人150万円分の医療費が準備できていれば医療保険は入らなくていい」
いきなりですがこの公式は超大事です。覚えておこう♪
医療費だけに使えるお金は十分に用意できましたよ。それでも医療保険に入っていたほうがいいでしょ?どうやら違うかもしれません。
保険もどんどん進化していくでしょうが、だとしても現金強すぎ。
医療保険は「医療費の準備ができるまでのつなぎ」で考えているのが賢いと思っている理由を書きたいと思います。
月18000円の保険料は10年で216万円にもなる
月18000円というのは実家の現役時代の保険料。医療保険と生命保険がセットです。このくらいは常識的な範囲。と思っていても実は、
10年間で掛ける保険料は実に216万円( ゚艸゚;)
40年間かけているとなんと864万円です!!
掛け捨て保険を掛けている我が家の保険料は10年間で42万円
医療保険のみですが、夫婦でおよそ月3500円なので10年間だと42万円、
40年間かけると168万円。
40年間の差が実におよそ700万円にも迫る勢い( ゚Д゚)
保障にはもちろん大きく差がつきます。差額がおよそ80万円
でもここはさすが「月18000円」の保険だけありまして、年金生活に入ってからですが
- 父が2か月+そのほかに数日入院しておよそ100万円
- 母が3か月ほど入院して60万円下りています。
おりてきた保険金がおよそ160万円です。
もしなな家で両親と同じ日数入院した場合 下りてくる保険金は85万円
父の分は5000円×60日=30万円
母の分は手術給付金が入っているので5000円×90日=45万円+10万円(手術給付金分)=55万円
合計85万円です。まあ当然差はつきますね。
しかし!ここで言いたいのは「安い保険はそれなりでしかない」ということではないんだよ!!
闘病でお金かかるというのは入院しておしまいではなく、むしろ退院後から始まる
今まで両親、自分たちともに「大病」の経験がなかったので「入院したあとの医療費は大したことない」と思っていました。
私自身がパニック障害で6年間通院したものの、月2000円弱で済んでいて、がん以外の病気であればそのくらいで済むのかな~?くらいに思っていましたが。。
NO,NO!
2018年1月
60代両親宅、一日入院のみ。その他すべて通院
一か月の医療費およそ8万円
8000円じゃないよ。「80000円、八万円、はちまんえん」ね。
60代までは通院の高額療養費は一か所21000円以上(条件あり)行かないと合算できない
参照:「同じ世帯で、同じ月内に1医療機関あたり21,000円以上の自己負担額を2回以上支払った場合、それらを合算して限度額を超えた分が戻ってきます」
ですので、A病院で18000円。B病院「通院」で15000円。B病院「入院」で35000円。
の組み合わせですと高額療養費の限度額が超えていても「合算」されないので「全額支払い、還付分なし」なんですね( ゚Д゚)
ここで大事なことを言います。
両親が入っている保険は「通院は保険金はおりてきません」
そう!「8万円」の医療費の大部分は「保険金がおりてこない」んですよ!
「通院」まで全部おりるタイプの保険は「ガン保険」など病名を絞っている場合は別として、基本的にはないと思ってよいかなと。
つまり
「保険=医療費の貯蓄」にまではならないということなんですね!
現金で医療費を用意できるまでのつなぎ程度で考えて、保険料も貯蓄したほうがいい
逆に貯金が100万円もない場合は医療保険は必要です。
一回に10万円請求されたらけっこうキツイでしょ?そんなときのための「医療保険」ですのでね^^
しかしとりあえず医療費にだけ使えるお金を世帯で150万円ほど用意できたのならば、早めに保険から貯蓄にシフトしたほうがいいのかもしれません。
なぜなら「10年で216万円」ですからね。しかも通院はおりないときたものだ。
不安ならば安い掛け捨て保険で備える程度で。
それならば「20年保険料を貯蓄に回せば400万円を超える」んですね。
医療費に500万円以上の貯金があれば、お金のかかる通院も少しは安心できそうでしょ?
このブログでも何度も書いていますが「保険は相互扶助(たすけあい)」です。
わかりやすく?言えば「元本割れ=損する前提」の商品なんですな。
保険は「一回見直したらそれで終了」ではなくて、貯金や年齢などの状況に応じて見直しが必要なんだな~。と改めて思っているところです。