いきなりタイトル否定しますが、住宅ローンの頭金はもちろんあった方が有利です。多ければ多いほど有利です。
しかし住宅ローンの頭金は数万円単位ではありません。少なくとも100万円単位で用意するのが通例。となると「毎日の節約を頑張って数か月で貯まる」ものではないよね(>_<)
ということで、頭金は用意しなかったなな家のケースを考えながら、頭金と諸費用を現金で用意するとどう変わるか。というところを見ていきたいと思います。
頭金がなくてもなな家は住宅ローンの審査では満額まで借りることができました。
もう8年ほど前になりますが、当時はチラチラっと「頭金があると住宅ローンの審査で有利」ということを見たことがありました。
しかし、少なくとも我が家の場合では「住宅ローンの審査」に関しては頭金がないことで不利にはなりませんでした。きちんと希望の家を買えましたよ♪
もっと昔ですと、そもそも「物件の8~9割」しか融資してくれなかったとか。
となると、2000万円の家を買うならば、最低でも現金で400万円は用意しないと借りることすらできなかったらしい。
頭金はそのときの名残もあるのかも!?
今は「有利」ではあるものの「必須」ではない印象が強いですね☆彡
頭金を用意する一つの大きな理由は家を選ぶときの選択肢が大きく広がること
例えば頭金が1000万円あったとします。銀行から借りられる金額が2000万円だとします。
- そうすると「3000万円の家」までは購入が可能になります♪
- もし頭金がなければ「2000万円の家」が限度です。
頭金を貯めて有利になる理由はこんなところにもあります。
マネー計画としての頭金のメリットは借入額が減らせること。
「借入額が減る=毎月の返済額が低い」のですね。
実際に返済が始まってみると毎月の返済額が低いことは本当にラクですよ。
しかも借入額が低いと総返済額(全期間で返す「元金+金利」の金額)もグッと減ります。ここは老後に有利になる。
なので「頭金があることは有利」なのですね☆彡
2000万円の家。頭金なしと500万円頭金を入れた場合。
金利0.6%、返済期間35年と仮定します。
2000万円 頭金なし 月の返済額 52800円。
総返済額 およそ22,170,000円⇒金利部分の支払い 217万円。
頭金500万円の場合 借入額は1500万円。 月の返済額 39,600円
総返済額 およそ16,630,000円⇒金利部分の支払い 163万円。
月の返済額が1万円以上違いますね( ゚Д゚)
子どもが中学生以上になってくるとこの「1万円」の貴重さが更にわかるようになる。ウンウン。
諸費用の100~200万円程度は現金で用意したい。諸費用も借りると金利が上がる場合もある
家を購入すると実は100万円以上の「諸費用」というものが必要になります。
例えば「印紙税、登録免許税」などなど、ローンに関係なく発生する費用もあります。
この「諸費用」というものがおおよそ
- 新築の場合で物件価格の3~7%
- 中古の場合では6~10%(仲介手数料が発生する分高め)です。
ちなみになな家の場合は「新築、1600万円の土地+家」で105万円ほどかかりました。
今はこの「諸費用」の金額まで貸してくれる銀行も増えていますが、銀行によっては諸費用分を借りる場合に金利の上乗せをするところもあります。
金利の上乗せ=毎月の返済額が増える=総返済額も増える
なので、諸費用分は現金で出せるように用意したいところかなと思います。
もちろん頭金があったほうがいい。けれども住宅ローンを若いうちに借りるメリットもある
頭金の考え方はすごく難しくて、
- 頭金を貯めて40歳で買うのか
- 無理のない年収3倍程度の家を30歳で買うのか
なな個人はこの選択、すごく難しいな~。
でも「自分なら」30歳を選ぶかな~。実際自分自身も頭金なしで借りてますのでね。
頭金があることのメリットはここに書いた通りで、もちろん少しでも多いほうが有利です。
けれども今の賃貸に40歳までいることが確定していて、今の賃貸の8~9割の月の返済額なら、住宅ローンを返しながら貯金して早期完済という考え方もある。
しかし賃貸とは違って、修繕費は全部自分で払う必要があるし。。
と頭金一つとってもいろんな選択肢があるわけですが、
なな自身は「諸費用分だけ現金で用意する」スタイルで住宅ローンを組みましたよ☆彡