例外もあるかもしれませんが、妊娠、出産、子育てを経ている女性の一人として、将来子どもを持とうと思っている場合、
「奥様に働いて給料を増やしてもらう」という選択肢は非常に危ないです。
本人が妊娠したと聞いたら、何気なく退職を促す職場もまだまだ少なくありません。
(労基法では違反なんですけどね)
更には、大きな会社でも「出産後はやめるんだよね?」と言われた友人もいます。女性の雇用はまだまだ「発展途上国並み」なのが日本の現実なんですよね。。
産休制度がしっかりしている公務員等でない限り、再就職はかなり難しい
今まで見た中では、産休制度がしっかりしてるのは「学校の先生」くらいですね。
例えば保育士はほとんどが民間なので、かなり園によって差があります。
大企業はどんなかわかりませんが、
中小企業なんて、どんなにステキなこと言ってても、実際産休明けになり、子どもがしょっちゅう熱を出したりして、しょっちゅう早退したりすると
「やっぱり辞めてくれる?」と言われるところの方がまだまだ多いと思います。
産前に6~7年も働いて、かなりの戦力だった女性ですら上記の扱いです。
一旦仕事を辞め、専業主婦になったあとに
「幼稚園児がいます」と言って「はい!どうぞ明日から来てください」
と二つ返事で採用することは、パートでさえ難しいと思います。
私が子どもが幼稚園だった頃、働いてたママはほとんど深夜パートしてました。
「夫がいるので、子どもが急病でも休みません」という言葉がなければ、採用してくれないのが通常なんでしょうね。きっと。
小学校に上がり、保育園ママだった人のほとんどは「看護師」ですね。
つまり、子どもが生まれたら、女性の収入は10年スパンで「ない」かもしくは「月数万円」だと覚悟してたほうがいいです。
子育ては、結局最後まで母親中心になることが多い
「俺んちは最新式な考え方で、子育てはすべて俺がやる。奥さんには働いてもらう。そういう計画なのだ」という考え方自体は素晴らしいですし、
ぜひうちのおじさん(40歳夫)にも、その精神を少し分けていただきたいのですがw
「父親は役に立たない」のではなく「やる気1000%でも母親にしかできない」ところがどうしても出てきます。
夜中の授乳。最初は数時間おきですよ。全ミルクだとしたら、ミルクを作る時間、飲ませる時間、ゲップさせて(今ないのかな?)おむつも取り替えて、寝かせる時間でゆうに30分は取られます。
聞き分けの良い子でw3時間おきに起きる赤ちゃんの場合、7時間睡眠だとしても最低2回は起こされます(タイミング悪ければ3回?)
一回30分でしょう?一時間睡眠時間が削られるだけでしょう?
俺、体力あるから余裕余裕!と思うかもしれませんが、
ミルク飲ませりゃ簡単に寝てくれると思ったら大間違いなんだな~(*´∀`*)
もう全部やり尽くしたのに、なぜかまだ泣き続けるなんて日常茶飯事です^^
(何か原因があるんだけどね。1人目の時はそんなこと考えてる余裕ないよ^^:)
もちろんお腹いっぱいなのでミルクは飲みません。訳も分からず泣き続けます。
なので、ななが限界になったら、オットにあやしてもらって、1時間くらいかけてやっと寝た。とかが少なくとも半年くらいは続きます。
個人差も大きいみたいですけどね。
そして、夜泣きが少し収まったと思った頃に病気が始まります。
この「病気」のときは、赤ちゃんは母親を求めるのですよ。。。
どんなにパパが普段一生懸命ミルクをあげて、おむつを変えてやっても、無情なくらい「母親」を求めますw
私、幼稚園の先生をやっていた時期があったのですが、男性の先生の悩みは
「具合が悪いと隣のクラスの女性の先生のところに行くんですよね~(´;ω;`)」
なんだそうです。
結局男性が収入を得て、女性が子育ての中心を担ったほうが生活しやすい
女性本人が「一生男性並みに働きたい!」という意思が強い場合は、子どもは諦めた方がいいです。ここは言い切ってしまいましょう。
子育てと男性の仕事を両立できるほど、子育て甘くないっす。
私が保育実習をした保育園に、出産でお母様が亡くなってしまい、教師をされているお父様がお一人で育ててらっしゃる赤ちゃんがいました。
赤ちゃん、やっぱりくさくなっちゃうんですよ。。教師をしながら、しかも思いもよらなかった男性一人での子育て。。。
毎日お風呂なんて入れられないです。それを虐待というのなら、私が許しません!
なのでね。本当は絶対しないのですが、その子だけ特別に保育園でお風呂に入れていました。
あ、断っておきますけれど、両親揃ってて、どんなにお風呂入れなくても、保育園では絶対に入れてくれませんからね。2人で働くと決めた以上、頑張ってね。
服も汚れたままになってしまうんですよ。でも、お父様はほぼ必ず延長保育のかかる6時前にはお迎えに来て、「楽しかったかい?」と話しかけながら、大事に赤ちゃんを抱っこして帰って行きました。
その日々を見るたび「どうかこの2人に大きな光が当たりますように」と、心から願わずにいられませんでした。
それから約10年後。。お父様は地元の学校の先生だったのですが、
「〇〇先生亡くなったんだって」と聞きました。
お子さんはまだ10歳でご両親は他界されてしまいました。
しかし、10年間それこそ死に物狂いで子育てされてきたんだろうな。と思うと、何とも言えない気持ちになりました。
子育てってね。命懸けなんですよ。
男性が「働きながら子育てする」ってこういうことだと思うんです。
今は女性で、夫婦揃っていても、赤ちゃんを風呂も入れないし、洗濯もしない親もいるかもわかりませんが、まだ極少数派です。
ですので「俺が仕事しながら、子育ても100%やるぞ!」とか甘い世界じゃないんで、
ただ一言。
奥様がいて、子どもが生まれたら、男性は、奥様の給料などアテにせず、
とにかく「自分が」稼ぐ方向に舵を切り直してください。
私は専門職でもなんでもないですが、
産休中も育休中も給与の8割もらって子育てできましたよ(^^)
で、今は時短勤務かつ週2日は在宅勤務にしてもらってます。
勿論旦那も働いていますので旦那の給料で生活して、
私の収入は全て貯蓄に回しています。
なんでこんな勤務が許されるかというと、
やっぱり出産前に真面目に働いてきたことと、
周りの人を大切にしてきたことが大きいかなー、と思います。
あとは、会社の社風です。
子育てする女性を応援することを対外的に示している企業で、
しかも外資系の企業なので、グローバル本社(アメリカ本社)から育児中の女性社員を大切にするように御達しが来ている会社に勤めています。
勿論男性社員も育休とったり時短勤務して保育園のお迎えしていますよ。
就職活動中は、こういった女性の働きやすさを第一に企業を絞って活動してきたので、非常に満足しています。
(今の女子大生は、会社の規模とかより福利厚生とか長期で見てプラスな企業にアプローチする場合が多いです)
何が言いたいかというと、
育児するのは勿論家族内の話ですが、そのサポートとか仕事とかの兼ね合いは自分で環境を作れるってことです。
そのために勉強して(例えば看護師とかの)資格取るのも一理ありますし、転職するのだって一つの作戦です。
日々のちまちました節約も勿論大切ですが、
共働きでがっつり働いたほうが圧倒的に効率が良いと思います。
私はそういった両親の基で育ったので、
勉強して福利厚生のしっかりした企業に入って、
子ども育てながら貯蓄して、定年までしっかり働いて、
老後は自分で作った財産で好きなことをしたい、って思いながら学生時代勉強してきました。
途中、精神疾患で会社のを休業した時期もありましたが、
休業中は休業手当をもらいながら身体も休めたのでとってもいいよかったです。
これからはこういった会社でバリバリ働きながら子育てして、
貯蓄を増やしていく世帯が増えていきますので、
やっぱり共働きは必要かな、と思います。
(それに、そういった女性の意識や姿勢を見せていかないと後世の女性たちに光が当たらないので)