「障害者手帳」というのは、療育手帳、身体障がい者手帳、精神障がい者手帳などを指し、
私自身も過去に精神障害者手帳を持っていました。

精神障害者手帳は特に自治体によって金銭的なメリットはかなり違うようなのですが、手帳に記載してある「全国共通」になるものを挙げてみます。

 

今は関係なくても、いずれはほぼ全員と言っていいほど関係あるのが「障害者手帳」だと今現在進行形で思っています。特に身体障害者手帳ね。

 

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障がい者手帳の金銭的なメリット

そこそこの自治体で差があるらしいのですが、
私の住んでいる自治体の場合でお話しますね^^

なお、「精神障害者手帳」の場合です。

「身体障害者手帳」や「療育手帳」ですと、もっと幅広いメリットがあると思いますよ^^

 

1つ目 「等級」に関係なく該当するメリット

1、住民税、所得税の減免(免除ではないです。0にはなりません)

一家庭に複数の障がい者手帳の該当者がいれば、その人数分免除になります。

2、自動車税1台分減免(うちの自治体は、軽自動車は全額免除になるようです^^)

3、預貯金の利子に課税なし(ちょっとですよね^^;)

4、携帯電話割引サービス

障害者手帳をもっていると、ソフトバンクの場合
「ハートフルフレンド割引」というのが効きまして、

ソフトバンクの3G回線ですと、非常に安く携帯電話を持つことができます^^
リンク内、ぜひご参照ください^^
(身体障害者手帳、療育手帳、すべてに当てはまります)

 

2級以上(1級が一番重い)

1、生活保護の障害者加算

2、公営住宅の優遇措置

さらに1級ですと、いろいろメリットもあるのですが、

精神で1級となると、おそらく長期入院されてるような方が該当になると思うので、
これを読むことができる方は、1級申請は難しいかもしれませんね。。。

 

ご家族で該当の方がいらっしゃる場合、病院のケースワーカーに聞いてみるといいと思います。

ケースワーカーというのは生活の困りごとを相談できる人で、入院施設があるような病院には一人は病院のケースワーカーさんがいるはずですよ^^

 

2つ目 レジャーの割引施設が多い

これはかなり助かります。
療育手帳や身体障碍手帳の場合ですと、付き添い一人も無料になるところもあります。

私自身、ほぼ引きこもり状態のときはあまり感じなかったメリットなのですが、
今、自立に向けて外出していく、その時になってものすごくありがたい制度だと思っています。

 

また、療育手帳は我が子が持っておりますが、大きくなるにつれて、

「無料でレジャー施設に入れて助かる」という短絡的なことではなくて、
「自立に向かっていくための経験を多くさせてあげる」ための手帳でもあるのだな。と感じています。

 

若年者が障害者手帳を持つメリットは福祉就労ができること

今息子が療育手帳を持つ一番大きな理由が「福祉就労ができること」と言っても過言ではありません。

それほどに障害を持つと壁になってくるのが「就職」なんですね。

 

我が子の場合は知的障害ですが、身体障害も精神障害も健常な時では想像できない不便さがあります。

そのときに手帳があることで、困り感に応じて働く場所を選んだり、本人が選ぶことが難しいときは、一緒に選んだり相談に乗ってもらえたりします。

 

例えばまだ普通のところでパートに行くのは難しいとします。

しかし福祉就労ですと障がいの状態を見て一日1時間からのばしていきながら、一般のところで就労できるように練習していくことができます。

B型就労という形態ですと、わずかですが工賃もいただけます。

 

「障がいがあっても、働きたいときは福祉就労がある!そこで自立に向けて生活していける」と思えることは、障がいのある人にとっては、大きな自立の支えになるはずです。

 

福祉用具をレンタルするときに借りやすいらしい

福祉用具って何?と言いますと、車いす、介護ベッド、手すりなどですね。まだまだあります。

実は「福祉用具」って、かなり色んなものが「レンタル」できるんだそうです。

例えば介護ベッドですと「レンタル言うからには月数千円はするんだよね?」と漠然と思っていたのですが、月数百円程度で借りることが可能です。他の福祉用具もしかり。

 

通常は介護保険制度を通してのレンタル

福祉用具のレンタルは原則「介護保険制度」を使って借ります。

介護度というものに応じて借りられるものが決まっています。

ですので「今日借りたいと言った。数日後に自宅にIN」というわけにはいきません。

介護認定をして⇒介護度が決まって⇒ようやく借りられる。

ので、まずは「介護認定」から始まります。

 

ここで身体障害者手帳を持っていると「介護認定」はパスして福祉用具を借りられるそうです。

「介護が必要だから」身体障害者手帳を持っているんですものね。

もしかすると「手帳+医師の意見書」とか他に必要なものがあるかもしれません。わかり次第追記します。

 

まとめ

「障害者手帳のメリット」というと少なからず批判もあるのですが、まずそうそう簡単に手帳なんて取れません。取れたら大変でしょ?

それに、あまりにも「自分には関係ない」と思ってる人多すぎ。多すぎは言い過ぎか?

 

そんな理想通り「ピンピンコロリ」できると思ったら大間違いみたいだよ。

ほぼ必ずと言っていいほど健常と臨終の間に「障がい」の状態が挟まるんですよね。

しかも「障がいの状態」になるのは「あっという間」です。これこそ「一時間前は元気(だと思っていた)なのに」です。これもほとんどの人はそう感じるはず。

 

そこで「そういえば障がい者手帳とかいうのがあったよね」と知っているといないのとでは、その後の生活の便利さが違ってきます。

知識としてあるうえで「自分は福祉の世話にはならない!」というのは個人の考え方だからね。障がいの状態にあるから必ず障害者手帳を取らなけらばならないことはないです。

むしろ寝たきりでも教えてくれないくらい^^;

元気な頃は「とりあえず知っておく」だけでいいものなので、知識の貯金に入れておこう☆彡

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