住宅ローンのボーナス払い。これは危険極まりないです。

先日「年収700万円の実家の家計診断」を勝手にしましたが、
もっと危ない橋を渡っていたことが約8年後、娘ななは知ることになる。

いやいや、あの使い方だけでも十分まずいでしょ?と思う方が多かったと思いますが、
本当に「運」で渡ってきたんだな~。とある意味怖くなった(;´・ω・)

 

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ボーナスは会社の業績で支給額が大きく変わる可能性がある

父の定年した勤め先は「景気の影響で大きく業績が変わる」タイプの職種でしたので、
ボーナス額の変動はかなり上下が激しかったです。

住宅ローンの詳細は

  • 月の返済はおよそ70,000円
  • ボーナス払いはおよそ340,000円

という組み方をしていました。

 

ボーナス払い34万円は当初は決して無理な返済計画ではなかった

住宅ローンを組んだ当時は、おそらく手取りで60~70万円くらいのボーナスがあったと思います。もっとあったかもしれない。

バブルははじけてしまったけれど、住宅ローン返済開始からおよそ10年は、
ボーナスは右肩上がりで、一番の最高額は「ボーナス手取り150万円」まで行きました。

150万円支給から34万円の返済。ちょろいちょろい♪(と思っていただろうね)

 

ところがナイアガラの滝のように下がっていくボーナス額に返済が苦しくなる!

「ボーナス200万円とかになったらどうしよう!」と浮かれていた両親でしたが、

150万円の支給額を最後に、
「えええ??そんなに1年で下げるんかいな!」というくらいの下がりっぷり。

 

H20年には、ボーナスの手取り額は「187,000円」まで下がっていました。
約10年間で桁違うし。

 

ボーナス払いの額は34万円。月の貯金もなし。そこでカードローン借金か??

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通帳は月末は2000~4000円程度にするという神業な使い方をしていた両親でしたので、貯金など当然ないでしょう。

しかし。ボーナス払いの直前にきちんと残高34万円入金されていました。
(キッチリ34万円w)

あれ?どこから調達したんだろ?

 

ん?20,000円だったカードローン返済が
次の月から25,000円になってる!?

もしやカードローンでしのぎましたな( ゚Д゚)

 

かなりまずい住宅ローンの自転車操業を実家の場合はどう終わらせたのか?

当時父は57歳。60歳で退職金が出ました。

とにかくカードローンは返済してしまわないと。

かなり危ない橋を渡っていたなな実家は、何とか退職金で一件落着できました。

 

月払いだけに変更する方法は2つ 借り換えか繰り上げ返済か

今借りている銀行に相談して「月払いだけにしてもらう」こともできる「かも」しれません。

ただし、なな実家のようなボーナス払いの金額の場合、金利は変わらないため
月の返済額は場合によっては10万円近くなってしまうかもしれません。

 

今は偶然!?にもマイナス金利で、いよいよ「10年固定0.4%」という住宅ローンまで出てきてしまっているラッキーな状態です!

ですので「月払いだけに変更して借り換え」することで、金利2%程度で借りていたとすると、
ボーナス払いはなくなり、月の返済額もさほど変わらない。

というミラクルが起こる「かも」しれません。

↓ ↓ ↓

住宅ローンの借り換えのシュミレーションしてみる?

 

もしくは、余裕のあるうちに「ボーナス払い分の繰り上げ返済」をしておき、

ボーナス払いの返済額を減らしておくことで「ボーナス支給額の減少」に備えることもできます。

 

余裕で組んだと思っている住宅ローンの返済プランが35年続くとは限りません。

家賃とは違いますので、計画的に返済していこう!

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