少し前はそれなりに収入のあった自営業者なワタシ。だからこそ「サラリーマン」のすごさを改めて知ることができたわけで。

健康保険に厚生年金が引かれ、税金も引かれ、純粋に「手取り収入」で生活を考えればよかった。これがいかにすごいことであったかを知ったのは、自分が自営業になったからです。

会社員なんて、色々な規則に縛られ、勤務時間も決まっていて、自由のないつまらない人生だなんて思ってませんか?しかしお給料が決まって入ってくるというのは、とてつもなく「すごい」ことなんですよね!

 

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健康保険と厚生年金を会社が半分負担してくれると万円単位で掛け金が減る。

会社員ですと社会保険と厚生年金が毎月引かれますが、実は半分は会社が負担しています。

なのでね。ワタシが収入があった時代にどんなことが起きていたかというとね。オットは年収は3.6倍多いのに、負担額は1.25倍しかないということが起きます(@_@)

 

社会保険と国保の保険料負担額を見てみる

四の五の言わず結果をドーン。

夫は年収450万円で月15000円でしかも2人分ですぞ???

ワタシ、年収125万円で月12000円。しかも1人分。

消費者金融顔負けの保険料じゃね??

 

夫は会社が半分払ってくれてますので、協会けんぽには「3万円」払ってるんですよね。

だけれども、夫は半分の15000円負担で済む。超神システム。

 

社会保険の場合、扶養が何人いても保険料は同じ。

しかも夫は協会けんぽなので「何人扶養がいようと保険料は変わりません」

「月額報酬」で算定するのですが、今、夫が負担している健康保険料は「月約15000円」
これで家族3人分の健康保険を賄ってくれていました。

「協会けんぽ」と書いていますが、他の社会保険組合でも同じ仕組みです。

 

国保の保険料の場合は人数によって多少増える

ビックリする額ではありませんが、社会保険のようなシステムではなくて、扶養人数で保険料が少し上がります。

まああれですよ。国保は世帯主の払う金額がまずすごいですから。さっき書いたとおりな。

 

社会保険独自で傷病手当金というものもある

負担額が多くないのに、更に国保にはないものとして「傷病手当金」というものもあります。

簡単に言えば「働けなくなったら1年半はお給料の6割を支払うよ~」というもの。

参照:傷病手当金とは?

国保にはありません。会社員の社会保険ってすごすぎ。

 

厚生年金も支払い額の割にはリターンが大きい。

国民年金の場合は支払いのわりにリターンが少ないと感じる。

国民年金料。H27年度 15、590円。一人分。
大黒柱が自営業の場合、夫婦分払います。なので3万円超え。

これで、老後もらえる年金額って「年間780,100円(H27年度の場合)」です。物価等によって、年ごとに変動があるようですが、だいたいこのくらい。

2人分ですので、年間1,560,200円 2人分で月にしておよそ13万円です。
(未納、免除等なく、満額掛けた場合)

 

厚生年金の負担額の割に将来もらえる年金は国保より多い

今、夫が払っている厚生年金が「およそ月26,200円」です。

これに、ななの分の「15,000円」程度の国民年金料も入っているのですね!(3号)
もっと言えば、夫の国民年金料も入ってますし、さらに厚生年金も上乗せされてます。

年金制度の体系

夫の会社は「会社員」の緑部分のみになりますが、会社が半分負担してくれていますので、実質は「52、400円ほど」払っていることになります。

なので、今までは「2人分を26000円」で払っているにも関わらず、老後は国民年金より多くもらえてしまうという、とんでもすごいシステムなんです☆彡

 

国民年金料の方が自己負担額高いくせに、老後もらえる金額が少ないとは何事~~ヽ(`Д´)ノというのが「国民年金」というものなんですよね。全額自分負担ですのでね。。

 

厚生年金の場合、遺族年金や障害年金も受け取りが多い

国民年金でも遺族年金や障害年金がありますが、厚生年金に入っているとこれらを受け取るときの金額もかなり増えます。

国民年金に比べて負担額はさほど多くないのにリターンが大きい。これはすごい。

 

つまりかなり収入を取れる算段がないと脱サラは厳しい

脱サラをして自分で起業した場合、サラリーマン時代の倍の年収はないと同じ生活はできないよ~!と言われたりします。

なぜかというと、上記で書いたように国保や国民年金は非常に保障が薄いわりに、負担額はかなり大きい。

しかもその収入を何十年も続けなければならない。もしくは短期間で一生分稼ぐか。まあいずれにしてもサラリーマンのときの10倍は神経使わないとならないわな~。

 

今回は「脱サラ」で書きましたが、転職時も「世帯主なら社会保険は必須」とも言えるかもしれませんね。

サラリーマン。いい響きじゃない。と思っている人もいるかもだけど、実はかなりスゴイんですよ~!

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