住宅ローンを組んでる方、特にフラット35で組んで、
団信にすっごい期待をかけてるあなた。
「死亡だけじゃなくて、
高度障害でも支払い免除になるんでしょ??楽勝じゃん」
とか思ってませんか??
団信って、すっごい制限厳しいんです。
ほぼ死亡のみしか下りないと言っても過言じゃないんです。
私、たまたま調べてて「ええええ???!!!」って思ったもの。
今日は、その「団信の詳細」を書きますね。
住宅ローンの団信の高度障害の定義
- 両眼の視力を全く永久に失ったもの
- 言語またはそしゃくの機能を全く永久に失ったもの(注1)
- 中枢神経系または精神に著しい障害を残し、終身常に介護を要するもの(注2)
- 胸腹部臓器に著しい傷害を残し、終身常に介護を要するもの(注2)
- 両上肢とも、手関節以上で失ったかまたはその用を全く永久に失ったもの
- 両下肢とも、足関節以上で失ったかまたはその用を全く永久に失ったもの
- 1上肢を手関節以上で失い、かつ、1下肢を足関節以上で失ったかまたはその用を全く永久に失ったもの
- 1上肢の用を全く永久に失い、かつ、1下肢を足関節以上で失ったもの
(注1)
「そしゃくの機能を全く永久に失ったもの」とは、流動食以外のものは摂取できない状態で、その回復の見込みのない場合をいいます。(注2)
「常に介護を要するもの」とは、食物の摂取、排便・排尿・その後始末、および衣服着脱・起居・歩行・入浴のいずれもが自分ではできず、常に他人の介護を要する状態をいいます。
住宅金融支援機構より引用
以前の記事に書いたように、義母は義父の名義で住宅ローンを借りたにもかかわらず、
半身不随の状態になっても、ずっと住宅ローンを払っていたそうです。
義母がどれだけ苦労してきたかを語ってる最中に、あまり根掘り葉掘り
「団信ってなかったの??」とか聞けなかったんですね。
昔だから団信って制度がなかったのかな?と思ったんです。
でも、上の「高度障害」の条件をよくご覧ください。
「半身不随」の場合でも、その用を全く永久に失ったもの という状態には
当てはまらない例もあるのでしょうかね。。
(義父はリハビリでかな?少し動いていたんだと思います。
働いていた時期もあったようですので。もちろん、介護は必要な状態だったと思いますよ)
こうなるともう「その用を全く永久に失ったもの」とはならないのか、
団信は下りてこなかったのかもしれません。
それでは困るでしょ?と言う経緯で三大疾病保障ができた
そうなんですって。
なので「三大疾病保障(八大疾病の中に含まれます)」ですと、
半身不随の状態が続けば、住宅ローンは支払い免除になるようですね。
いわゆる「フラット35」でつける「団信」の条件があまりにも厳しいわけです。
かといって、フラット35で「プラス三大疾病」をつけると、かなり保険料が上がります。
「団信だけで十分だよ」って元気なころは思ってしまいますよね。
私だって、もしフラット35で組んでいたら三大疾病つけなかったと思います。
だって、脳卒中クラスの病気で半身不随になったら、
当然「団信」で下りるものだとばかり、ついこないだまで思ってましたからね。。
フラット35のリスクを取るか、三大疾病をつけるか、借り換えるか。
これはもう考え方次第です。
万が一よりも金利にヒヤヒヤしたくないという場合は、
上記のリスクは覚悟 しなければならないし、
金利も安心も取りたいのであれば、高いお金を払って三大疾病に入る。
でも多分一番いいのは「三大疾病が元からついてる民間銀行から借りる」
ことかもしれません。
今なら、10年固定1.2%台金利なども出てますし(ネット銀行ですが)
そもそも「家のローンを組んで貯金は全くしない」こと自体がキケン極まりないです。
私自身も勉強不足で、フラット35ってかなり安全な商品だと思っていましたけれど、
こうなると、変動で八大疾病がついているローンと大差ないのかな?とも思えてきますね。。
そもそもフラットは「固定金利」なので、必ず変動金利より高くなります。
安心料が入ってますので。
私も正直、「団信の保障の狭さ」に本当にびっくりしました。
住宅ローンも「借金」ですので「早く返す(売却も含め)」ことが一番安全なのかもな~
と改めて思ってしまった次第です。。