家計の見直しで大きく効果が出るのが「保険の見直し」になります。
ただ「どのように見直し、節約していくかがわからない」から結局手を付けられず高い保険料を払ったまま。という場合もあると思います。
そこで「保険をできるだけ過不足なく掛けるにはどうしたらいいの?」ということを書いてみたいと思います。
第一章 保険を過不足なく掛けるために知っておきたいこと
0、保険の種類を知る
保険を見直すときに大事なことは「自分で保険の内容を勉強しておくこと」
とはいっても、プロ並みに知る必要はナッシング。保険の全体の概要自体は、自分で知って余分な保険に入ることがないようにする程度で十分です。
- 死亡保障~万が一があったときに下りてくるもの。収入保障保険も大まかには死亡保障の役割と考えてもいいかな?
- 医療保険~入院や手術などの際に給付金が受け取れるもの
- 年金保険~老後の備えや資産形成を目的にしたもの
このうち「見直しで極力節約したい」という場合に入っておくべきは死亡保障と医療保険のみでOK。
年金保険は「資産に余裕がある人むけ」と考えます。
1、保険料は予算内に収めるのが大原則
まずはここが大事です。
過去記事の「家計の黄金比率」から見ると、子どもがいる家庭の場合は「月収の6%」という数字が出ています。
まずはこの「6%以内」を目指す。必要な保障がそろっているのならもっと低い保険料で一向にかまいません。
2、入る保険の内容は自分ですべて把握してから契約する。よくわからない保険なら入らない。
実際に「すべて把握」は難しい。しかし気持ちとしては「100%把握」を目指そう。
何かあったときに保険を請求するのは実は「自分自身」です。どんなに高額で立派な保障があっても「請求しないと下りてきません」
保険はすべてセールスの人にまかせている?それが一番危険( ゚Д゚)
参照:http://nanaeco.com/fixedcost/insurance/59/
何でもセールスに聞けばいい。これこそが「保険会社から見たカモ」です。
たくさんの保障をつけてその分の保険料をたっぷりとって「知らなくて請求しない」のが一番嬉しい。のは商売している保険屋からすれば当たり前のことナノヨ。
3、自営業家庭は多めの保険、会社員家庭は少な目の保険でOK。
ここかなり大事かも。
自営業の方が多め。というよりも「会社員は思っているより少ない保険でもいい」のほうが正しいかもしれません。
実は会社員の社会保険(病院にかかったときに見せている保険証の保険)は知るとびっくりするほど充実しています。
- 病気やけがをして働けないときの「傷病手当金」
- 障害厚生年金
- 入院をして高額な医療費になった時の「高額療養費(国保もあり)」
- 遺族厚生年金
それぞれ民間の保険に当てはめれば
- 傷病手当金や障害厚生年金は「収入保障保険」
- 高額療養費は「医療保険」
- 遺族厚生年金は「生命保険」
の役割になります。
きちんと知っていると「自分で掛ける保険は最低限でいいんだな~」と感じます。
第2章 保険は「必要」ではない。基本的には損になるもの
保険屋さんはボランティアではありません。立派に「営業」して利益を出し、従業員にお給料を払わなくてはならない。
ですので全体で考えたら「お客さんが損」をするのが当たり前なんですね。損と言いますか「助け合い」でやっているのが保険なので。
もちろん中には「ガン保険に入って5年程度でおろして、掛け金以上に戻ってきて助かった」という方もいらっしゃるでしょう。
しかし全員がそうなってしまったら保険屋さんは商売できません。
ここをしっかり踏まえていれば自然と「保険に入りすぎ」は防げるのかな?と思います。
第3章 保険より貯金が大事。貯金があるなら保険がいらない!
保険が一番大事な人ってどんな人だと思いますか?
それは「貯金も収入も少ない人」なんです。なぜか。
例えば貯金が3億あります。この人に「入院日額1万円の医療保険」っていらない。だって貯金からいくらでも出せるから。
しかし貯金が20万円しかない。入院代で10万円超えてしまった。払ったら貯金が10万円ものこらない!これでは大変です。
なので「保険を掛けておいてその先の生活に支障が出ないように」するんですね。
つまりは「十分な貯金ができるまでのつなぎとして保険に入っておく」わけです。ここに関しては、貯金がないほど保険が必要という矛盾が起きてしまいますが仕方ないです。
参照:医療費貯金が1人150万円あれば医療保険はいらない!?
第3章 保険相談の使い方
とはいっても保険はやっぱり難しい。自分だけで決めるには心細い。
そんなときのために今は「無料保険相談」というものもあります。
ただし、ここでも「主導権は自分」を大事にしましょう!相談して言われるがままに入ったら結局セールスで入っているのと大差ありません。。
なな的「無料保険相談」の賢い使い方
1、予算厳守で保険を提案してもらう。
2、医療保険よりガン保険がいい。生命保険より収入保障保険がいい。などの大まかな希望を相談前にもっておく
3、見たこともない新しい保険を提案されても即決しない。
提案するほうはプロですから、その場では「すごくいい保険。入っておかないと」と思うかも。でも入る前にもう一度必要なのかよく考えよう。
極端な話、半年考えてみてからの契約でも遅くはないはず。
保険も日進月歩で現在の医療に即したものに変わってもいるので、かなり前に入った保険のまま。という人も一度聞いてみる価値はあるかもしれない。
まとめ 貯金が少ないほど保険が必要なので、掛け金の安い保険を知っておくと有利
貯金が少ない。収入も多くない。保険に多額はかけられない、どうしよう!!と焦らなくても大丈夫(*´ω`)
今は「掛け捨て保険」といって、月額2000円以内でも充実した保険がそろっています^^
必要最低限の保険で貯金が少ない時期を乗り切ってその間に現金で貯めておく。
今はこの方法が一番有利かな?と思って我が家もやっていますよ~♪